年収が年功序列で長く勤めれば自然と収入がアップしていったのは昔話になってしまった現代において、トキメキながら年収をアップするにはどうしたら良いでしょうか?
嫌な仕事だからとダラダラするよりは今の仕事に全力投球してみましょう。それも無理なようなら、他社への転職や、副業で年収アップを考えてみましょう。
年収は少ないより多いに越したことはありません。年収1000万円以上の方でも収入に満足していない人が約半数とのことです。
収入は多くても仕事量や長時間の残業など自分のこなす仕事に見合った収入を得ていないという不満を持つ人が多いそうです。
結局、仕事に対して満足度が低いと収入が多くても満足度が低いということではないでしょうか?
今の仕事が絶望的に改善の余地がないのでなければ、自分の働く姿勢を変えるだけで案外仕事は楽しくなるものです。そこでとりあえず自分の仕事を見直してみましょう。
日常業務で多忙だからと言っても、「やらされている」仕事よりは「自分で工夫している」仕事の方が仕事にトキメキを感じやすいからです。
その上、仕事の評価もアップして昇給したり、ボーナスがアップするなど年収アップの可能性が大です。
上司・同僚・部下だけでなく、顧客はもちろん、パートの人、取引先の人に対する接し方まで見直してみましょう。
善人になるのは難しいですが、「優しい態度を常に心がける人になる」ためには、ちょっと気を付ければ誰にでも出来る変身方法です。
自分の仕事の棚卸をしてみましょう。
毎日多忙な業務の中に埋もれてしまいがちですが、自分の仕事を書き出して整理してみます。
自分の部署内での役割を書くだけでなく、その仕事が、どのように関連部署・顧客・取引先とつながっているかも整理します。
もし分からない点がこの過程で出てきたら、是非人に聞きましょう。きっと仕事熱心な人と社内で有名人になること請け合いです。
自分の仕事にマニュアルがないならマニュアルを作ってみましょう。
よく「自分の仕事はマニュアルに出来るような簡単な仕事ではない」と威張っている人がいますが、会社人間とは異動がつきもので、差し替えの効く人の方が会社にとっては重宝なのです。
自ら顧客の情報や日常の業務内容など整理して誰が見てもわかるようにしておくと、とても便利です。また、マニュアル化することで自分の仕事の再発見も見えてきます。
自分の仕事のマニュアルを作成したら、改善案がないか考えてみましょう。
自分1人で取り組める改善案や部署で取り組まないといけない改善案など、色々と見えてくると思います。
まずは自分1人で取り組める改善案を実行してみましょう。
今まで改善提案書のような書類を作ったことがないならこの際、自分1人での改善案を遂行するにあたって、書いてみましょう。
こうしてどんな些細な事でも仕事の効率や業績がアップすればその分、自分の中に今の仕事に対するトキメキ度がアップするとともに、評価もアップして年収アップにつながる可能性が出てきます。
自分1人の改善案がうまくいったら、部署全体の改善提案書を作成して上司に提案してみましょう。今の仕事でトキメキながら年収アップが一番ラクでリスクが少ない方法です。
注意したいのはブラック企業がよく「業績への貢献」や「顧客満足度」など美辞麗句の元に酷使されていないかどうかです。
酷使されている状態では自発的に仕事を見直すどころの状態ではありません。労働組合がない会社なら個人で加盟出来る労働組合もあります。
ジャパンUNION
http://www.jca.apc.org/j-union/index.html
東京ユニオン
http://www.t-union.or.jp/
東京管理職UNION(自分の会社の労働組合に加入できない管理職限定の労働組合)
http://www.mu-tokyo.ne.jp/
転職と言っても、いくつものパターンがあります。なるべくなら労力は少なく、年収のアップ率は高くしたいものですが、年収の大幅アップを転職によって実現できる人は勤労者の中でも多くはないことは肝に銘じておきましょう。
同じ職種での転職が無難です。
しかし、どの会社も抱えているような問題で会社を変えても意味がない場合も往々にしてあります。
学生時代の友人などや取引先の業者さんなどに聞いてみてからでも、会社に見切りをつけるのは遅くはありません。人材バンクのような所では、人を転職させてお金を得ているので相談しても「転職しない方がよい」ケースでも転職する事になってしまう場合もあります。
転職先でハッピーなら問題ありませんが、結局同じような不満を持つなら転職する意味がありません。転職は結構エネルギーの必要な行動です。無駄に転職活動する前に今の職場や会社を客観的に見てみましょう。
今の仕事にどうしてもときめかないという場合、自分がトキメク仕事に転職してしまうのも一つの方法です。
「好きこそモノの上手なれ」と昔から言いますが、好きな仕事なら大変な事があっても、なんとか乗り越えていかれるのではないでしょうか?それに、結果がついて来るという良い循環が期待できます。
ただ、「好きな仕事=年収の良い仕事」とは限りません。どんなに良い仕事をしても一般事務職で高給を得る事は難しいのが実情です。
ただセンスを売りにする仕事の場合は一般にそれほどの年収は無理と言われていても飛び抜けたセンスの良さでトップクリエイターとして年収がとても高くなる場合があります。
最近多いのは、「自分が何を好きか分からない」という人です。若い人を中心に本当に多いです。
好きを仕事にするのではなく「向いている仕事」をすれば向いていない仕事をイヤイヤやるよりは当然仕事のストレスも少なく、効率も良いはずです。
好きな仕事に比べてトキメキ度は見劣りするかもしれませんが、達成感ややりがいを見いだせるなら十分トキメキ感のあるお仕事な上、お仕事の内容や評価によっては年収アップも夢ではありません。
●どんな仕事が自分に向いているか分からない場合
1.自分を振り返ってみましょう
自分の過去、幼稚園・保育園時代までさかのぼって考えてみましょう。何が得意でしたか?
2.自分はどんなことがしたいか考えましょう。
自分がしたい事も紙に書き出してみましょう。
a.人の役に立ちたい、ありがとうと言われたい。
b.不正や犯罪が許せないから取り締りたい
c.子供が好きだけど、あまり小さい子は苦手。小学生位の子と遊ぶのが好き
3.どのような仕事なら社会に役立っていると実感できそうか考える
具体的に仕事を考えてみましょう。
a.福祉関係の仕事、特に老人や障碍者福祉の介護士や看護士の仕事
b.警察官、検察官、検疫官、など取り締まる仕事
c.小学校の先生、学童保育の先生、学習塾の先生、自然塾でインストラクター等
小学生対象の仕事。
http://career.eco.gakushuin.ac.jp/career/book/lecture3.html
4. 条件に関しては「かたくな」になりすぎない
憧れの仕事が見つかっても「絶対これでなければダメ」というのも自分の可能性を狭めてしまいます。希望の仕事には幅を持たせましょう。上記3のcのように小学生相手の仕事と言っても、学校や塾の先生だけではありません。例えば先生というポジション以外にも小学生向けの雑誌編集、小学生向け教材販売など小学生と直に接する機会が少ない職業も視野に入れると良いでしょう。
5. 改めて今の仕事を見つめなおしてみる
色々な仕事の可能性を考えた上で、改めて今の仕事を見つめなおしてみると案外発見があるかもしれません。全然別の職種に転職するより、今の職場で頑張って認められる方が年収はアップする確率は高い場合もあります。
一番年収アップする転職方法は何も転職活動していないのに、「引き抜き」の声がかかるケースです。
その場合、今まで課長クラスだったのが、転職先では部長待遇を用意しているケースも珍しくありません。まさにトキメキの年収アップです。こうしたケースは業界内でその名が知られる程の敏腕社員になる必要があります。
案外出入りの取引先などが噂を媒介してくれたりするものです。どんな相手に対しても敬意を払った対応をしていないとどんなに仕事が出来てもいい噂が流れることは難しいです。
人脈交流会のような所に出ても名刺の山が残るだけで、人脈としてつながることは難しいです。
なかなか声がかかるのを待っていられない場合は自分から探す事になります。その場合、
・自分が今の仕事を離れたときに失って良い物
・新しい職場で得たいもの
この2つを明確にしておくと複数の企業から内定が出たときや、今までの会社から慰留されたときの判断に迷うことがありません。
1. 社内転職
社内公募など社内で別部署に異動をして心機一転を目指す方法です。
多くの企業では配属部署の希望のアンケートなどを行っているので、希望の部署や自分には向いていると思っている部署があれば積極的にアプローチしましょう。
しかし、基本は今の仕事をしっかりとやって、認められる存在であることが大事です。
2. 紹介予定派遣で転職する仕事を試す
全く未経験の職種で転職を考えるなら紹介予定派遣という選択肢もあります。
紹介予定派遣とは、数カ月程派遣社員として採用予定先の企業で働いて会社の社風に合うかどうかなど会社と労働者のお見合いのような制度です。
紹介予定派遣で契約期間が満了した時に評価が基準に達していないと正社員として採用はしてもらえません。
3. 転職サイト
転職サイトには様々な情報を登録する必要があります。
学歴、職歴、職務経歴書などから希望の職種・勤務地・年収など入力するのは大変ですが1度登録すると条件にマッチするお仕事がメールなどでお知らせがきたり、自分の経歴を見て思いもよらない会社からスカウトが来たりして便利です。
意外な希望職種でない会社からスカウトが来ることもあるので利用価値は大きいです。
ただ、1つの転職サイトしか利用しないのはちょっと物足りないです。それぞれ得意にしている業種や企業規模があるので、入力は面倒でも5社位登録しておくと沢山の情報が流れてきます。選択肢は多ければ多い方が良いはずです。
4. ハローワーク
ハローワークというと仕事を辞めてから行くところと思っている方もいますが、ネットで求人を検索できるので忙しい人でも自宅で好きな時に求人を見る事が出来ます。
UターンやIターン就職や、逆に都会へ出ての就職など遠くのエリアの求人も検索可能です。
仕事で満足度が低いなら、趣味など自分が好きなことを収入にしてみましょう。趣味を副業にすれば、トキメキながら年収アップにつながります。
趣味を副業にする方法
自分の趣味のブログサイトを立ち上げれば、そこに広告を載せて広告収入が得られるチャンスが出来ます。
広告をクリックして貰わないと収入につながらないので如何に、魅力的なブログサイトにして広告を目にする人を多くするかが、アフィリエイト収入のポイントになります。
テレビの中の俳優・女優と共演?出来る夢のようなお仕事です。トキメキ度はかなり高いですが、拘束時間が長い割に3000円~5000円程度の報酬にしかなりません。
でも月に2度やれば年収アップ効果は薄いものの、お小遣いアップには十分貢献できる金額ではないでしょうか?
顔がテレビや映画に出てしまう場合もあるので、勤務先がアルバイト禁止の場合は避けた方が良いお仕事です。
手芸・裁縫・編み物などの他、陶芸、木工、革細工など様々なクラフトが趣味の方は作品を出品してみませんか?
自分の作品に値段が幾らつくかドキドキトキメキもののオークション形式と自分で値段設定できる定価販売形式があります。
どちらでも言えることですが、ネットで販売するので、写真の写り映えが良い事が重要です。カワイイ小物や背景をシンプルにするなど写真の出来栄えが良くないと素敵な作品の良さも伝わりません。
基本的に今の職場でトキメキながらスキルアップするのが最善にして最強の方法です。実務経験に勝る、転職攻略本などないからです。
一度就職してからの転職では学歴より職歴が注目されます。社会に出てどれだけ成長した人なのか、まだ伸びしろはあるのか?といった点が評価の対象になるからです。
ある程度の年齢の方ならば、それなりのマネジメントスキルも注目されます。
年功序列の時代は去ろうとしていますが、その分実力のある人には仕事の話が舞い込みやすくなっています。
かつてに比べれば同業他社への転職もタブー視されなくなってきています。是非、業界きっての敏腕社員になって、引き抜きの声がかかる程の頑張りを今の職場でしてみましょう。そうすれば、自然と年収はアップしていきます。
2016年1月29日更新 Salaree編集部
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